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MicrosoftがAgent 365にClaude Code対応を追加|シャドーAIを$15/月で一元管理—6月アップデートで18種エージェントが管理対象に、日本のMicrosoft 365企業が確認すべきこと

2026.06.07お役立ち情報

Microsoftは2026年5月1日、AIエージェントの一元管理・ガバナンスプラットフォーム「Microsoft Agent 365」を正式提供(GA)に移行させました(出典:Microsoft Security Blog)。月額$15/ユーザーまたはMicrosoft 365 E7スイートへの同梱という形で、企業内で動作するすべてのAIエージェントをMicrosoftエコシステム・AWS・Google Cloudにまたがって可視化・制御できます。さらに2026年6月のアップデートではClaude CodeGitHub Copilot CLIを含む18種のローカルエージェントの検出・管理に対応し、コンテキストマッピングやポリシーベースの制御がMicrosoft Intune・Defenderの公開プレビューとして利用可能になっています(出典:Microsoft Security Blog)。従業員が無断でインストール・使用するAIエージェント—Microsoftが「シャドーAI」と呼ぶ新たな企業リスク—への対処策として、Microsoft 365を基盤にしている日本企業にとって即座に評価すべきサービスです。

何が起きたのか

「シャドーAI」が企業の新リスクに

Microsoftが「シャドーAI」と呼ぶのは、IT部門の管理外でインストール・利用されるAIエージェント群です(出典:VentureBeat)。Claude Code・GitHub Copilot CLI・OpenClawのようなローカルエージェントは、従業員が個人判断で業務PCに導入して使い始めるケースが増えており、社内ファイルへのアクセス権や外部送信先が企業ポリシーの管理外になりがちです。Microsoftは「管理されていないAIエージェントは企業の"二重スパイ(double agent)"になりかねない」と警告しており(出典:VentureBeat)、これがAgent 365 GAを加速させた背景です。

Agent 365の4つのガバナンス機能

Agent 365は次の4層でAIエージェントを管理します(出典:Microsoft Security Blog)。

  • 検出(Discovery):Windows端末上で動作するローカルAIエージェント(Claude Code・GitHub Copilot CLIなど18種)をMicrosoft Intune経由で自動検出し、インベントリとして可視化する
  • ポリシー制御(Policy):検出されたエージェントに対してIntuneポリシーを適用し、許可・ブロック・監視モードを一括設定できる
  • コンテキストマッピング(Context Mapping):Microsoft Defenderがエージェントごとに「どのデバイスで動作し、どのMCPサーバーに接続し、どのIDに紐付いているか」の関係グラフを構築する(2026年6月公開プレビュー、出典:VentureBeat)
  • マルチクラウド連携:AWS BedrockおよびGoogle Cloud(旧Vertex AI)上で動作するエージェントも同一コンソールで検出・ライフサイクル管理できる(公開プレビュー)

価格と提供形態

Agent 365は月額$15/ユーザーのスタンドアロン製品、またはMicrosoft 365 E7スイートに同梱される形で提供されます(出典:Microsoft Security Blog)。課金単位は「エージェント数」ではなく「エージェントを管理・利用する人数」のため、組織内のエージェント数が増えても追加費用なく管理できます。2026年6月のアップデートではClaude CodeやGitHub Copilot CLIを含む18種のローカルエージェント管理と、AWS Bedrock・Google Cloudとのレジストリ同期が追加されています(出典:Microsoft Security Blog)。

オープン標準「Agent Control Specification(ACS)」

Microsoftは同時に、AIエージェントの動作制御のためのオープン標準「Agent Control Specification(ACS)」を公開しました(出典:TechCrunch)。ACSに準拠して構築されたエージェントはAgent 365から一貫した制御が可能になります。Genspark・Zensai・Egnyteといったサードパーティのエージェントプロバイダーも対応を表明しており、Microsoft以外のAIツールを採用している企業でも将来的に統合管理できる環境が整いつつあります。

日本への影響・ビジネス活用ヒント

  • Claude CodeやGitHub Copilotを利用中の企業は6月のアップデートをすぐ確認する:2026年6月のアップデートでClaude CodeがAgent 365の検出・管理対象に含まれました。日本の開発チームがClaude CodeやGitHub Copilot CLIを業務PCで使っている場合、これまでIT部門がその利用状況を把握することは困難でした。Agent 365の導入により、どの端末でどのAIエージェントが動作しているかを一元可視化し、インシデント発生時のトレースや社内監査対応が容易になります。
  • Microsoft 365 E7へのアップグレード検討時にAgent 365を費用計算に含める:スタンドアロン価格は$15/ユーザー/月ですが、M365 E7スイートには同梱されます。E3・E5を利用中の日本企業が契約更新を検討する際は、Agent 365のガバナンス機能を追加費用ゼロで得られるE7アップグレードの費用対効果を改めて試算することを推奨します。
  • AWSを主要クラウドとしながらMicrosoft 365を使う企業はマルチクラウド統合を評価する:日本企業ではAWS上にシステムを構築しながらMicrosoft 365を業務基盤として使うハイブリッド構成が多く見られます。Agent 365のAWS Bedrock連携(公開プレビュー)により、AWS上で動作するAIエージェントとMicrosoftエコシステムのエージェントを同一コンソールで管理できるようになります。AIエージェントのインベントリを一元化する情報セキュリティ基盤として検討する価値があります。
  • ガバナンスツール導入前に「AIエージェント利用ポリシー」を策定する:Agent 365は「何を許可し何をブロックするか」の判断をIT管理者が行う前提で設計されています。ポリシー設計なしにツールだけ導入しても実効性は限られます(推測)。日本の個人情報保護法(APPI)の観点から、AIエージェントが処理するデータの種類・外部送信の有無についても規程の整備が求められる可能性があります(推測)。IT・法務・情報セキュリティ部門が連携した「AIエージェント業務利用ポリシー」の策定を先行させることを推奨します。

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